歯の詰め物の材料には、健康保険が使える銀歯やレジン(合成樹脂)、保険が使えない金やプラチナ、セラミックなどいろいろありますが、安い銀歯は再び虫歯になりやすく、やがて抜歯せざるをえない状況になりやすいなど、素材によって多くの問題を抱えています。バイ菌が付きにくく虫歯になりにくい、金属アレルギーを起こさない、見た目にもきれいなセラミックは、歯を長く残すための材料として理想的といわれていますが、一方で割れやすい、料金が高いといったことから、かつては手を出しにくい存在でもありました。
しかし、そうした問題を解決する最先端技術を誇るセラミックの製造機、CAD CAMキャドキャムが登場しています。これにより、短時間でジャストフィットする精巧な被せものが今までよりも手頃な料金でつくれるようになりました。この画期的な機械のおかげで、歯型を取る手間と時間がかからず、治療時間も短くなり、セラミックが詰め物として日常的なものになっています。