歯周病治療

歯がぐらぐらして抜けそう、そんな症状の方に

若年層から高齢者まで悩ます歯の病気「歯周病」。
歯・骨を残す上でとても大事な治療

若年層から高齢者まで悩ます歯の病気「歯周病」。歯・骨を残す上でとても大事な治療

歯の根管治療が基礎工事の部分なら、歯周病治療は土壌改良にあたります。どんなに丈夫な基礎(根管治療)を作って、丈夫な家(かぶせ物)をつくろうとしても、土壌(骨)がよくないと意味がありません。歯医者さんで定期的にメンテナンスしている方の歯の土壌は整っています。したがって、万が一歯に不調がおとずれても割れても治しやすい状態にあります。しかし、歯医者さんに長く行っていないという方は、土壌に毒ガスが出ているようなもので、いつ歯が取れてもおかしくない、非常に危険な状態なのです。

歯周病とは?

歯周病とは、歯肉や歯根膜、歯槽骨など歯の周りの組織に炎症が起きる病気です。歯肉が炎症している場合は歯肉炎、さらに歯根膜や歯槽骨まで達している場合は歯周炎と呼ばれます。

歯周病の原因は?

歯周病にはさまざまな原因がありますが、歯の基礎となる根管がきちんと治療されていても、被せものがよくないと歯と被せ物の間に汚れがたまりそれが歯周病の原因になるのです。つまり、土台がちゃんとした家でも、屋根が傷んで雨漏りを放置していると家が傷むというのと同じです。

具体的な歯周病治療

具体的な歯周病治療

検査をして、歯ブラシ指導(自分でプラークをとる)、初期治療(見えている歯石をとる)をしますが、重傷の場合はさらなる治療が必要になります。抗菌剤、炎症を止めるエムドゲインという塗り薬(歯周ポケットが6mm以上の歯槽膿漏治療に使う歯周組織再生誘導材。薬代だけで2万5,000円くらい)を使ったり、さらに重度の歯周病の場合は、下記のような歯周外科手術も必要になります。

フラップオペレーション

歯肉剥離掻爬手術と呼ばれるもので、歯根についた感染物等を直視できる状態にして清掃する小規模の歯茎の手術です。
歯肉をメスで切開、歯根部分を露出して奥深くに付着した歯石や歯周病菌に感染した歯肉を直接除去します。
骨が吸収されてしまった部分の洗浄を行ない、歯茎を上げます。当院では歯石の取り残しがないよう、ルーペやマイクロスコープを使用します。

キュレッタージ

強い炎症がある歯肉壁を掻爬します。

G-ECT

歯肉切除術(歯茎を開いてぷよぷよしたものを切除しますが、歯茎を切る分、露出する歯の長さが長くなります)。

歯周病の怖さ

歯周病の怖さ

歯周病はまさに口の中の感染症です。肺炎と同じで、口の中に細菌が入るといろいろと悪さをする厄介な病気なのです。バイ菌は開いている口から入りやすく、温度が常に37~38度に保たれ、濡れて暗い状態に1日3回以上のご飯や食べ物が入ってくるので細菌にとって住みやすい環境になっています。
そのまま歯周病を放置しておくと、歯がダメになるだけでなく、糖尿病、妊婦さんの低体重児出産など、心臓や肺、脳、子宮への悪影響も出てきます。また、歯周病にかかっている場合、インプラントをしても寿命が短くなってしまうので、歯周病治療を終えてからインプラント術をすることになります。
当院には歯周病の認定医もおり、最善の治療をおこなっていますので、歯周病の治療を望まれる方は、当院の院長にご相談ください。

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03-5499-3841

できるだけご自身の歯を残して欲しい!それが当院の願いです。
最新の設備と最高の技術で、あなたの歯を残すことを全力サポートいたします。